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ローマの休日 カプチン修道会士のメッセージ

2009年4月19日(日)

ぐっすり眠って目が覚めた。やっぱり5つ星ホテルは寝心地がよい~!
昨日のヴァチカン と ローマの豪華な夜~美しい夢が覚めないまま街に繰り出した。

大量の雨と強風に恵まれ、何回もレストランやバール(イタリア喫茶店)に駆け込む。
やっとスペイン広場トレヴィの泉を見た途端に時間切れ。。
明日の仕事のため 夕方の電車で私だけフィレンツェに戻らなくっちゃ。。

美しいトレヴィと家族に再会の言葉を伝えて 荷物を取りにホテルへ向かった~。

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 写真: トレヴィの泉の迫力あふれる彫刻。 
 泉に背を向けて肩越しにコインを投げると 再びローマに戻れる という伝説。
 何回でもローマに戻って来たいョ~!

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 写真: トレヴィの泉。 ローマの天使はカッコイイ~!

ホテルへ向かう坂道を登って行くと、
簡素な建物の前に観光客が押し寄せてるのを発見。。 何?。。
カプチン修道会士の墓 Cimitero dei Cappuccini 」 看板に書いてある。。

「お墓?どうして?観光客に人気なの??」。。
電車の時間まで未だ少し余裕ある。。中に入ろうカナー。。どうしよう。。
湧き上がる好奇心と観光客の人の波に押されて、気がついたら入館してた私。

。。中に入って思わず絶句。。!エッ??
礼拝堂の祭壇、燭台、壁の豪華な装飾模様、照明器具、棚、 壁掛け時計。。
全てのモノが あるモノ の素材で作られてる。。 ホ、ホ、ホネ、だ。。!!

1500年から1870年の間に死去した修道士 四千人分の遺骨を用いて、
5つの礼拝堂の祭壇などが作られている とのコト。。

突然の予期せぬ展開に頭がボーッとなりながら建物の奥に進む。
あらゆる装飾品が人間の骨と頭蓋骨で作られてる。。
かなり強烈なハズなのに 何故か不思議と不気味な感じがしない。。
無数の骨は単なる装飾品のモノと化してるのだ。。
不思議な静寂も漂う空間からは カプチン修道会の精神を感じることができる。。

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 写真: 自然あふれるアッシジの街を見守る聖フランチェスコ(銅像)。
     愛と平和と清貧を説いた彼の教えは 今でも人々の心を捕らえる。 

カプチン修道会 Ordine dei Frati Minori Cappuccini は、
1525年に フランチェスコ会から分かれて創立された一派。

聖フランチェスコの戒律に従った厳しい清貧な生活や、
チョコレート色の修道服でよく知られてる。
(ちなみに カップッチーノ Cappuccino というコーヒーの名前は、
カプチン修道会士の修道服の色と似ていることに由来するんだってョ。)

聖フランチェスコの 「いっさいの所有を認めない」 という清貧の教え。。
今でも しっかりと カプチン修道会士に引き継がれてる。。
こうして 私達の目の前に山積みにされた骨たちから 感じ取ることができるョ。。
メメント・モリ死を忘れるな)という警句と教え。。
人間の傲慢な生き方への警句でもあるのだろう。。

骨の礼拝堂。。物欲的・豪華な装飾品への痛烈で皮肉なメッセージ。。(!?)

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 写真: この場所に眠る修道士(の骨)からのメッセージ。。
     礼拝堂の奥に置かれてる。
   「あなた達の今の姿は、かつて(過去)の私達の姿である。
    私達の この姿は、あなた達の未来の姿でもある。」
    。。と書いてある。。 奥が深いメッセージ ! 

帰りの電車の中でボーっと新聞を読んだ。
「 5月21日は ローマ建国記念日。 ローマ生誕2762年。
お祝いのパレードや豪華な夜会が、今週末から当日まで街の各地で開かれる」
~という記事を発見。。あっ。。そうか。。
昨夜ホテルに集まってた紳士淑女も その祝パーティーの出席者だったのカモ。。

でも。。。カプチン修道士の姿を拝見後の今となっては。。
昨夜の豪華な人々も 5つ星ホテルも ローマ帝国の栄華も、
単なるバブルの泡のように消えゆく薄っぺらなモノに思えてしまう。。

2日間のローマの休日。豪華な世界と 地に足が着いた清貧の世界。。
両極端な世界を一気に見せつけられ ドカ~ンと感じさせられた貴重な機会だったョ。。

永遠の都 ローマは、 やっぱり すごい !!!

参考: 誰にでもお薦めできる場所ではないケド、心が元気な時に ぜひ!
この場所を訪れてみると人生観が深く変わると思うので アドレス下記です:

Cimitero Monumentale dei Padri Cappuccini
住所: ローマ、 Via Veneto 27番地。
サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会内の一角にある。)

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コメント

ブログ開始おめでとう
イタリアの情報楽しみにしています
がんばってね!!

投稿: aguri | 2009年5月16日 (土) 22時08分

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